医薬部外品と化粧品、その効果
効果が出ないからって1カ月で変えていませんか?美しくなるために化粧品を使っているのですから、誰だってその効果は気になるものです。だけど一口に効果と言っても、薬ではありませんので、急激に「効く」ということはありません。今回は化粧品の「効果」について解説します。
化粧品に「効果」を期待してはいけない?
高価な化粧品を使っているのに効果が出ないな〜とお嘆きの方。化粧品には誰だって美しくなるという効果を期待するものですが、過剰な期待は禁物です。「シミが消える」「シワがとれる」などの謳い文句に惑わされてはいけません。実は薬事法上で定義されている「化粧品」には「効果」はないと言ってもいいでしょう。気になる「効果」を「化粧品」と「医薬部外品」の観点から見てみましょう。
■ 「化粧品」
人の身体を清潔にし美化し魅力を増し、容貌を変えたり皮膚や毛髪をすこやかに保つためのもの。薬理作用はないので「効果」とは表現できない。
○種類:メークアップ用化粧品・基礎化粧品・石けん・シャンプー・リンス・歯みがき粉
■「薬用化粧品」
肌アレ、ニキビ防止、美白、皮膚の殺菌等、薬事法によって医薬部外品として認められた効能を持ち、化粧品と同様の使用目的・使用方法を持つもの。
○種類:クリーム・乳液・ハンドクリーム・化粧用油 ・化粧水 ・パック ・日焼け止め剤・ひげそり用剤 ・薬用石けん(洗顔料を含む)・シャンプー ・リンス
■「医薬部外品」
化粧品と医薬品の中間に位置しているもので、化粧品より効能が明確。副作用を起こすことなく肌トラブルを予防するもの。
○種類:口中清涼剤 ・えき臭防止剤・てんか紛類(アセモ・タダレ防止)・養毛剤・除毛剤 ・染毛剤 ・パーマネントウェーブ溶剤・浴用剤 ・薬用化粧品類 他
目的が明確な場合は「医薬部外品」を
「何かを整える」化粧品に対して、「何かを防止する」のが「薬用化粧品」や「医薬部外品」。実際に美白やニキビなどに効果のあるものは「薬用化粧品」か「医薬部外品」が多く、逆に美白やニキビ防止を目的にしている場合に、「化粧品」を使っても効果は期待できないということです。
例えばシミを防止するという明確な目的を設定した場合、メラニンの生成を抑えるアルブチンという成分に穏やかな薬理作用が認めらているので、「有効成分アルブチン」というような表示がなされるのです。目的が明確で、効果を期待したい場合は「医薬部外品」かどうかをチェックしてみるのが、美への近道と言えるかもしれませんね。
